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[2015年11月21日12時23分更新]
今年のメルボルンC、レース直後は日本馬2頭が敗れたこと、女性ジョッキーが歴史的勝利を飾ったこと、そして、直線で競走を中止した1頭の馬の存在で、自分はわけがわからなくなりました。競走を中止している馬がどの馬なのか、「レッドカドー、大丈夫でしょうか」とベテランカメラマンが教えてくれました。
緑色のシートが立てられてレッドカドーの姿が見えなくなり、周囲のカメラマンは大きな声で泣いている人がいて、モッセ騎手も悲しみをこらえ切れない様子でスタンドの方へ歩いてきました。それからしばらくして、不思議なことが起きました。緑のシートが外されたところに、またレッドカドーが姿を現して、しっかりと歩いて馬運車に乗っていったのです。「これは助かるのかも」と思いました。
レースの夜はオーストラリアで活躍しているホースマンの方々と食事をともにして、バーでお酒を飲んでいたのですが、そこでは「レッドカドー大丈夫でしょうか」と心配する会話が当然のようにありました。緑のシートが外されたとき、ホームページやツイッターでレッドカドーの術後が良好な状態と伝えられるたびに、「すげーな、レッドカドー。不死身だ」と…。
メルボルンC2着3回。世界を股にかけるグローブトロッター。昨年のメルボルンCで内から赤い帽子が抜け出してきたとき、そして、一昨年の天皇賞・春、あの興奮は忘れられません(http://www.nikkansports.com/race/news/p-rc-tp0-20130427-1118429.html)。
今朝、悲しいニュースが飛び込んできました。レッドカドー、安らかに眠って下さい。
【木南 友輔】