[2015年10月20日18時38分更新]

第31回「豪の強豪クライテリオンと日本馬の名勝負」

先週コーフィールドCが行われたメルボルン、今週土曜は中距離の最強馬を決めるコックスプレート(G1、芝2040メートル、24日=ムーニーバレー)が行われます。昨年はアイルランドのエイダン・オブライエン師が送り込んだアデレードが快勝しました。今年も地元馬と欧州からの遠征馬が激突します。

 

今年はリアルインパクト(牡7、堀)、ワールドエース(牡6、池江)、トーセンスターダム(牡4、池江)、引退が発表されたトゥザワールド(牡4)がシドニーへ遠征しているので、そこで一緒に走った馬たちの走りを楽しみたいと思います。海外遠征を積極的に行っている日本馬。戦った馬はたくさんいますが、1頭、代表的な馬がいます。

 

コックスプレートの有力馬の1頭、クライテリオン(牡5、D・ヘイズ、父セブリング)です。コックスプレートに向けたステップ、G1のコーフィールドSではコーフィールドCを制したモンゴリアンカーンなど強敵を相手に快勝しました。

今年に入って日本馬と何度も対戦しているクライテリオン(写真は6月、プリンスオブウェールズSにて)

今年に入って日本馬と何度も対戦しているクライテリオン(写真は6月、プリンスオブウェールズSにて)

昨年末の香港カップで3着。このときの7着が日本から遠征したアルキメデスでした。今年は日本馬との対戦がじつに多い。4月のシドニーでG1クイーンエリザベスS覇者。このレースでトーセンスターダム、トゥザワールドを撃破。その前に3月のG1ジョージライダーSでリアルインパクトの2着でした。それから4月末、香港のクイーンエリザベス2世Cで2着ステファノス、3着クライテリオンという結果に…。その後、6月に英国でプリンスオブウェールズSに出走し、5着クライテリオン、6着スピルバーグ!

 

クライテリオンのデヴィッド・ヘイズ師に会ったのは6月の英国。ニューマーケットのジョッキークラブで会見が終わったあと、クライテリオンについて聞いたら、「秋の目標は凱旋門賞。それからジャパンCにも行きたいな。全部うまく行けばね!」と笑顔で言ってたんですが…。結局、プリンスオブウェールズS、英インターナショナルSで敗れた後は地元オーストラリアへ。

6月、英国・ニューマーケットのジョッキークラブ内で行われた記者会見。一番右がクライテリオンを管理するヘイズ師

6月、英国・ニューマーケットのジョッキークラブ内で行われた記者会見。一番右がクライテリオンを管理するヘイズ師

当時は自分も小学校4年生で競馬を見始めた頃、馬名しか覚えていませんが、90年のジャパンCを制したベタールースンアップを管理していたのがヘイズ師。先日発表されたジャパンCの予備登録馬に「クライテリオンの名前がないかなあ」とちょっと期待してたんだけどなー。

【木南 友輔】