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海外競馬コラム「キナミのつぶやき」|極ウマ・プレミアム

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[2015年9月14日10時44分更新]

第4回「トレヴがJCに出たら勝ちます」

ヴェルメイユ賞のすさまじい走りに、札幌で聞いたティエリ・ジャルネの言葉を思い出しました。

 

先月28日、ワールドオールスタージョッキーズ出場騎手の共同記者会見が終わって、パーティー開始前に30分弱、自由に個別取材できる時間がありました。もちろん、〝マジックマン〟モレイラも、久々に見たヘイリー・ターナーも、伝説的なジョッキーのラッセル・ベイズも、メルボルンCでホッコーブレーヴに騎乗予定のクレイグ・ウィリアムズも、個別にたくさん聞きたいことはあったけど…、やっぱり、その週の来日直前にトレヴ(牝5、C・ヘッドマーレック、父モティヴェーター)の調教に騎乗しているジャルネの取材を最優先。それはそれは、ものすごい熱い言葉をジャルネ騎手は口にしてくれて…、紙面ではその一部を伝えました(http://p.nikkansports.com/goku-uma/biglobe3/news/article.zpl?topic_id=1&id=1529983&year=2015&month=8&day=29)。自分は英語がほんのちょっとだけ、学生時代に学んだフランス語では「ジュマペール(私の名前は)」くらいしか話せない。一方、ジャルネは英語はある程度理解できるけど、フランス語で話したいということだったので、フランス語が上手なJRA職員さんに通訳をお願いしての取材でした。

ロンシャン競馬場の凱旋門賞スタート地点

ロンシャン競馬場の凱旋門賞スタート地点

「トレヴは今年ずっと調子がいい」「日本馬が凱旋門賞を勝つときは近い将来にやってくるだろう」「今の時点ではどの馬がライバルとは言えないが、自分の馬が一番強いと思っている」「今年は日本の馬がおそらく出走しないということは知っている」と続けたジャルネ。

 

「日本にもトレヴを応援しているファンはたくさんいます。凱旋門賞3連覇を果たしたら、オーナーや調教師を説得してジャパンCに来てくれませんか?」。リップサービスを期待して、最後に自分はそう問い掛けました(一昨年、凱旋門賞後に陣営が香港国際競走へ参戦する可能性を示唆したことはあったので…)。

 

ジャルネは言いました。「彼女(トレヴ)には競走馬としての仕事もあるが、引退してから繁殖牝馬としても、みんなが期待しています。だから、凱旋門賞で3連覇をしたら、たぶん、もう走ることはないのではないかと思う」。そして、「もし、(トレヴが)ジャパンカップに出走したら勝ちます」とキッパリ。「どんなレースでも勝てる馬です。それだけすごい牝馬だから。自分が今まで乗った牝馬で一番の馬。牝馬に限らず、牡馬を含めても、これまで乗ってきた馬で間違いなく一番の馬だ」と真剣な表情で答えてくれました。ジャパンカップうんぬんは当然タラレバの話なんですが…。「トレヴという馬の能力にそこまで惚れ込んでいるんだな」とそのとき、思いました。

ロンシャン競馬場で凱旋門賞のスタート地点(右奥)から上ってきた場所。左奥はスタンド

ロンシャン競馬場で凱旋門賞のスタート地点(右奥)から上ってきた場所。左奥はスタンド

ヴェルメイユ賞が3連覇を意識できる圧倒的な走り。今年の凱旋門賞、トレヴは絶対的な主役でしょう。それでもまだ何が起こるかわからないのが競馬。まずは無事にいってくれることを願いながら、10月4日のレースを楽しみに待ちたいですね。

【木南 友輔】

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