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海外競馬コラム「キナミのつぶやき」|極ウマ・プレミアム

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[2016年7月11日13時09分更新]

第276回「不良の独ダービーはバルジュー騎乗イスファハンがV!ジャンプラ賞結果。香港シーズン終了」

10日、ドイツのハンブルグ競馬場独ダービー(G1、芝2400メートル、出走19頭)が行われました、

泥んこ馬場で行われた決戦。直線で先に抜け出してきたのがイスファハン(牡3、A・ウォーラー、父ロードオブイングランド)。鞍上は日本でおなじみダリオ・バルジュー騎手。外から迫ったシンギスシークレット・Dschingis Secret(牡3、M・クルーグ、父ソルジャーホロウ)を退けたと思ったところで、内から強襲してきたのがサヴォワールヴィヴル・Savoir Vivre(牡3、J・カルヴァロ、父アドラーフルーク)。

ゴール直前は一度、サヴォワールヴィヴルが出たんですが、最後にイスファハンが差し返す形でゴール。結果は1着イスファハン、2着サヴォワールヴィヴル、3着シンギスシークレットでした。勝ちタイムは2分45秒97という驚きの時計。どんだけ重い馬場なんだ…。レーシングポスト電子版の記事は何人かの騎手が「like glue」(接着剤のような)と表現したことを伝えています。

独ダービー初制覇を狙って乗り込んできたエイダン・オブライエン厩舎、ライアン・ムーア騎乗のランドオブホープアンドグローリーは18着。2着馬を管理するカルヴァロ師はアイヴァンホウ、イトウで近年ジャパンCに参戦しているので、ちょっと気にしておきたいところでしょうか。

フランスのシャンティイ競馬場で行われた3歳馬のマイルG1、ジャンプラ賞(G1、芝1600メートル、10日、出走9頭)はゼルザル(牡3、J・ルジェ、父シーザスターズ)が制しました。トレヴの勝負服アルシャカブレーシングの所有馬で鞍上はグレゴリー・ブノワ騎手。勝ちタイムは1分34秒48でした。2馬身差2着は英国から遠征したストーミーアンタークティック(牡3、E・ウォーカー、父ストーミーアトランティック)。

シーザスターズは初年度産駒で英オークス&キングジョージを制したタグルーダ独ダービーで外ラチ一気を決めたシーザムーンを出して、2世代目は物足りなかったんですが、この3世代目は英愛ダービー馬ハーザンドを出しているし、まだまだ大物が出てきそうな感じ。

シーザスターズ!(写真は13年9月、ギルタウンスタッドにて)

シーザスターズ!(写真は13年9月、ギルタウンスタッドにて)

アーバンシーという繁殖牝馬はすごすぎですね。その子ガリレオ(父サドラーズウエルズ)、シーザスターズ(父ケープクロス)、それから自分が見に行った12年のアイルランドダービーでキャメロットの2着だったボーントゥシー(父インヴィンシブルスピリット)も今年の新種牡馬ですでに勝ち馬を出しています。

で、そのアーバンシーの半弟がキングズベスト。キングズベストの子がエイシンフラッシュワークフォース欧州の競馬を意識しつつ、このキングズベスト、エイシンフラッシュ、ワークフォース産駒を日本の競馬でどう狙っていくのかが難しくもあり、楽しくもあります。

香港は10日で15~16シーズンが終了。リーディングジョッキーはジョアン・モレイラで168勝。2位はパートンの80勝。短期免許で来日予定のティータンが3位、ホワイトが7位。今シーズン、旋風を巻き起こした23歳の女性ジョッキー、チョン・カーケイ(Chiong Ka-Kei)はなんと37勝を挙げて、堂々のリーディング6位に入っています。

ファン投票で選ばれる「Most Admired Overseas Horse award」はエイシンヒカリが選ばれました。香港ジョッキークラブのホームページのノミネート欄を見ると、他に名前が挙がっているのが、アメリカンファラオカリフォルニアクロームチャタークアゴールデンホーンハイランドリールモーリスポストポンドショウナンパンドラソロウウインクス、それ以外…。過去にロードカナロアも受賞している賞ですが、素晴らしいですね。

【木南 友輔】

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