[2016年7月9日17時45分更新]

第274回「ファルマスSの結果。アスコットでフランケル6頭目の勝者。香港年度代表馬は…。福島は…」

ニューマーケット競馬場のジュライフェスティバル、2日目(8日)のメーンは牝馬限定のファルマスS(G1、芝直線1600メートル、ニューマーケット、出走7頭)。勝ったのはアリススプリングス(牝3、A・オブライエン、父ガリレオ)。鞍上はライアン・ムーア勝ちタイム1分34秒32はトラックレコード

英1000ギニーが3着、仏1000ギニーが7着、前走ロイヤルアスコットのコロネーションSが3着と同世代の牝馬G1ではあと一歩の結果が続いていましたが、ここでG1初制覇。ゴールへ向けてグングン上がっていくジュライコース。ゴールへ向けて加速していくスタイルの日本の競馬とはちょっと違うのかな…、と。エイダン・オブライエン師はファルマスS初勝利でG1通算250勝目だそうです。

こちらニューマーケット競馬場のジュライコース

こちらニューマーケット競馬場のジュライコース

こっちはギニーの行われるニューマーケット競馬場のローリーマイルコース

こっちはギニーの行われるニューマーケット競馬場のローリーマイルコース

2着はドバイターフで6着だったベリースペシャル(牝4、S・ビンスルール、父ロペデヴェガ)。G2連勝中で1番人気だったミカエル・バルザローナ騎乗のアシャレッテ(牝4、A・ファーブル、父シャマーダル)は6着。昨年覇者アメイジングマリアは最下位7着でした。

英国ではここまで5頭デビューで5頭勝ち上がりのフランケル産駒。8日、アスコット競馬場1RのHelical Bar EBF Stallions Maiden Stakes(2歳未勝利、芝1200メートル、出走12頭)で6頭目、セブンへヴンズ(牡2、J・ゴスデン、父フランケル)がデビューしました。楽に先頭に立って押し切り、当然のように勝利。勝ちタイムは1分15秒87。

フランケル産駒で一番初めに生まれ、一番最初にデビュー(1着)したクンコと同じハヴリン騎手騎乗、ゴスデン厩舎。そして、このセブンへヴンズは父フランケルと同じアブドゥラ殿下の緑とピンクの勝負服。来年の英ダービーに登録があります。

アイルランドのコーク競馬場では約2年ぶり、9走ぶりにハードル競走を走ったシメノン(セン9、R・ウォルシュ、父マルジュ)がルビー・ウォルシュ騎手とのコンビで勝っています。13年のジャパンC13着馬、元気です。

8日に発表された香港の年度代表馬クイーンエリザベス2世Cを圧勝したワーザーになりました。

さて、福島競馬場。朝から小雨が降り、モヤッとした空気です。9R開成山特別は◎シュペルミエールが単勝1倍台で勝利。10R松島特別は◎カウニスクッカが単勝42倍で逃げ切り。ここまでは良かったけど…、メーンの阿武隈S◎タブレットピーシーはゴチャゴチャな競馬で4着。悔しいなあ。気を取り直して明日はまた戦いたいと思います。

開成山特別を勝ったシュペルミエール。「まだ相手なりで能力を出し切っていない」と内田騎手は素質を評価していました。菊花賞の惑星に…。

開成山特別を勝ったシュペルミエール。「まだ相手なりで能力を出し切っていない」と内田騎手は素質を評価していました。菊花賞の惑星に…。

松島特別を逃げ切ったカウニスクッカ

松島特別を逃げ切ったカウニスクッカ

来週はセレクトセールが行われますし、セレクトセール直前のレース、特に2歳戦でどんな産駒が活躍するのかは注目したいところ。日曜福島5Rの新馬戦(芝1800メートル)で人気を集めそうなキュイキュイ(牝2、手塚)はハービンジャー産駒。

日曜福島でデビューする手塚厩舎のキュイキュイ

日曜福島でデビューする手塚厩舎のキュイキュイ

火曜朝、手塚厩舎で矢嶋助手平塚助手大村助手の攻め専助手3人とああだこうだ話してきたのですが、キュイキュイについては「誰が乗ってもほめるんです」と絶好の感触。半兄ヤングマンパワーに似ているのかと聞くと、「顔は似ているんだけど、毛色が全然違うから似ているって言ったら神経を疑われるんじゃないのかって思っちゃう」。母の名が「スナップショット」で名前はフランス語で写真撮影するときの掛け声。小柄な牝馬ですが、どんな走りを見せてくれるか楽しみです(※自分は別の馬から狙う予定)。

【木南 友輔】