[2016年5月1日19時53分更新]

第207回「英2000ギニーはガリレオゴールドVで波乱の決着!香港はチャタークア、モーリスが快勝」

昨晩行われたイギリスのクラシック初戦、英2000ギニー(G1、芝直線1600メートル、4月30日=ニューマーケット)は波乱の決着になりました。勝ったのはランフランコ・デットーリ騎手騎乗のガリレオゴールド(牡3、H・パルマー、父パコボーイ)。勝ちタイムは1分35秒91。オーナーは凱旋門賞連覇の名牝トレヴ同じ銀色の勝負服のアルシャカブレーシングです。

アルシャカブレーシングの勝負服を着たデットーリ(一昨年のドーハにて)

アルシャカブレーシングの勝負服を着たデットーリ(一昨年のドーハにて)

13頭は大きくスプリットすることなく、固まった馬群で進み、スタートから馬場の真ん中を先行していたガリレオゴールドが最後はスタンド側のラチ沿いに寄って、力強く抜け出しました。1馬身半差2着はポール・ハナガン騎手騎乗のマッサート(牡3、O・ブロウズ、父テオフィロ)。

ハナガン騎手(一昨年秋、ドンカスターにて)

ハナガン騎手(一昨年秋、ドンカスターにて)

断然人気だったエアフォースブルーは馬群の後方でまったく見せ場を作れないままゴール。ライアン・ムーア騎手騎乗で13頭立て12着でした。エアフォースブルーを脅かす存在と思われていたストーミーアンタークティックが11着。昨年のレーシングポストトロフィー覇者で3番人気だったマーセルが最下位13着。人気順の上位3頭が11、12、13着という驚きの結果になりました

ゴール手前からフランキーが右手を高く上げる快勝。フランキー・デットーリ自身は3度目の英2000ギニー制覇。今後はロイヤルアスコット開催初日のセントジェームズパレスSに向かう可能性が高いですが、レーシングポスト電子版の記事はアルシャカブレーシングのハリー・ハーバート氏のコメントを伝えており、英ダービー参戦の可能性も少しだけありそうです。ガリレオゴールドの戦績は6戦4勝。父パコボーイは08年ラフォレ賞、09年クイーンアンS、10年ロッキンジSでG1を3勝しているマイラー。父デザートスタイル、父父グリーンデザート、父父父ダンチヒという血統です。母の父がガリレオなのでガリレオゴールドです。今夜(1日)は牝馬の英1000ギニー。こちらも人気のオブライエン厩舎&ライアン・ムーア、マインディングが今度は人気に応えることができるのか。

藤田騎手が勝った土曜東京8Rのウイナーズサークル

藤田騎手が勝った土曜東京8Rのウイナーズサークル

今日は東京競馬場で取材でした。コラムで推奨した馬がきてくれて、そこそこいい日になりそうだったんですが…。検量室近くのテレビで関係者とともに観戦した天皇賞・春。隊列が決まって2周目向正面、「誰か動け、動け」という声が見ている数人から上がったんですが、そのまま3コーナーから下り坂へ。自分の◎フェイムゲームは画面から飛び出しそうな末脚、進路で8着。ものすごく楽しみにしていたG1だったんですが…、これが競馬ですね。しっかり反省して、また明日から前向きに頑張っていきます。

最終レースが終わって原稿を書き終えて、テレビ観戦で見守った香港のチャンピオンズマイルはモーリスが圧勝。モーリスの走りもすごかったけど、衝撃度ではその前のチェアマンズスプリントプライズの方かな。香港ジョッキークラブのホームページで見ることができますが、チャタークアの追い込みは衝撃。昨年、今年と連覇したTJスミスSと同じ最後方から大外ぶん回しで差し切り勝ちでした。鞍上は日本で短期免許騎乗中トミー・ベリー

通訳、エージェントと打ち合わせをするトミー・ベリー(4月末の美浦にて)

通訳、エージェントと打ち合わせをするトミー・ベリー(4月末の美浦にて)

サウスチャイナモーニングポスト電子版の記事ではチャタークア明日にもロイヤルアスコットへ遠征するかどうかが正式決定するようです。関係者のコメントで「年末の香港スプリント参戦、もしくは香港マイル」と。マイルでもあの脚が使えるんでしょうか。

【木南 友輔】