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海外競馬コラム「キナミのつぶやき」|極ウマ・プレミアム

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[2016年4月27日19時57分更新]

第203回「昨夏の九州からJRAブリーズアップセールの結果へ。ボウマン来日!安田記念に香港馬登録」

本馬は少々臆病なところがあります」。昨日のブリーズアップセール築地の日刊スポーツ新聞社内で中継映像を見ていました。できれば現地へ行って取材したかったのですが、朝、昼、晩と外せない予定が入ってしまっていて…。ある馬が出てきたときに壇上から発せられた言葉がこの言葉。記憶をたどりながら、懐かしく見て、聞いていました。

昨年8月、JRA宮崎育成牧場に到着直後のシンコペーションの14

昨年8月、JRA宮崎育成牧場に到着直後のシンコペーションの14

昨年8月、九州産馬および九州の育成牧場取材へ行かせてもらいました。鹿児島、宮崎、熊本の南九州3県。非常に充実していましたし、そこで教えてもらったことを現在の自分の仕事に少しでも生かしていきたいと思っているんですが…。紙面に掲載したものを後日、ニッカンコムでも掲載しました。

到着初日、先に入厩していた3頭とともに初めて放牧地へ向かうシンコペーションの14(手前)

到着初日、先に入厩していた3頭とともに初めて放牧地へ向かうシンコペーションの14(手前)

馬産地九州巡り・鹿児島(http://p.nikkansports.com/goku-uma/news/article.zpl?topic_id=1&id=1531499&year=2015&month=9&day=1)宮崎(http://p.nikkansports.com/goku-uma/news/article.zpl?topic_id=1&id=1531502&year=2015&month=9&day=1)熊本(http://p.nikkansports.com/goku-uma/news/article.zpl?topic_id=1&id=1531498&year=2015&month=9&day=1)鹿児島・宮崎(http://p.nikkansports.com/goku-uma/news/article.zpl?topic_id=1&id=1531497&year=2015&month=9&day=1)。

到着初日、初めて放牧地へ放たれるシンコペーションの14(昨年8月)

到着初日、初めて放牧地へ放たれるシンコペーションの14(昨年8月)

JRA宮崎育成牧場を取材、見学させてもらった日は、ちょうど九州市場でJRAが買った1歳馬が入厩する日でした。馬運車から降りて、宮崎育成牧場の職員に迎えられ、新しい環境で新しい馬房に入り、そこから初めて宮崎育成牧場内の放牧地へ放たれる、そんなシーンに立ち会うことができました

多くの職員が見守る中、すでに宮崎育成牧場へ入っていた青森の八戸市場で購買されていた牝馬3頭と同じ放牧地へ入っていく九州市場出身の九州産馬。人間とサラブレッド、まったく違う生き物なんですけど、「ああ、同じなんだな」と思ったのは、やっぱり初めての環境ってドキドキするし、なかなか仲間に入っていくのって簡単じゃないんですよね。広い放牧地のなかで一緒に行動している八戸市場出身組3頭に対し、新参者の九州っ子はポツンと1頭

先に入厩していた八戸市場組3頭と距離を置いている九州市場出身のシンコペーションの14

先に入厩していた八戸市場組3頭と距離を置いている九州市場出身のシンコペーションの14

3頭の八戸市場組に追いかけられて逃げる九州産馬。体格の違いもありましたし、性格の違いもあるのでしょう。初めて保育園や幼稚園に通う子ども、自分が小学校に入ったとき、新しいクラスになじめないとか、社会人になったってそれは同じで職場で孤独を味わったり、たとえば、引っ越しした先の近所付き合いとか同じマンション内での人間関係なんかも同じ。追いかけられている姿はいじめられているようにも見えたし、ただ、なじめていないだけにも見えたし、追いかけている3頭もただ仲良くなりたくて近づいているだけだったのかもしれない…。

到着初日、放牧地の隅っこでJRA職員とさびしそうにしているシンコペーションの14

到着初日、放牧地の隅っこでJRA職員とさびしそうにしているシンコペーションの14

去年の夏、宮崎育成牧場で見たあの姿に「サラブレッドも一緒だよな、最初は心細いよな」と思いました。昨日、ブリーズアップセールの会場に行くことはできませんでしたが、JRA育成牧場でお話を聞かせていただいた方にはメールで連絡。あのとき、3頭に追いかけられ、ビビって逃げていた九州産馬シンコペーションの14(牝2、父キャプテンスティーヴ)が出てきたとき、「本馬は少々臆病なところがあります」というアナウンスに昨年の夏の宮崎を思い出しました

八戸市場出身組3頭に追いかけられて逃げるシンコペーションの14

八戸市場出身組3頭に追いかけられて逃げるシンコペーションの14

しっかりと馬体と走りを評価されて買われていって、育成されてきた方々はホッとしていることでしょうし、馬自身の並々ならぬ成長があったのかなあ、なんて想像します。あのとき、シンコペーションの14を追いかけていた八戸市場出身馬のうちの1頭、セイカシリアスの14(牝2、父パイロ)は牝馬最高額。こちらにもビックリしました。他の2頭フラワーパフュームの14(牝2、父シンボリクリスエス)、マイネミニケリーの14(牝2、父ニューイングランド)も無事に取引されました。

自分が見てきたのは、育成牧場の育成のシーンのほんの一瞬のこと。競走馬の生産、育成、日々馬に触れている人たち、1頭1頭の競走馬はいろいろな努力をしていて、競馬が成り立っているのだと思います。

この写真をヒュー・ボウマンに今日、見せました!

この写真をヒュー・ボウマンに今日、見せました!

今朝は美浦トレセンで取材天皇賞・春に向け、朝の調教ではかなり手応えのある取材ができました。午後は美浦トレセンに今週から短期免許で騎乗するヒュー・ボウマン騎手がやってきました。何度かこの「つぶやき」内で載せてきたボウマンとライアン・ムーアの談笑写真を本人に見せることもできました(※その反応は…、またあらためて)。

香港では今週末、チャンピオンズマイルとチェアマンズスプリントプライズが行われますが、香港ジョッキークラブのホームページでは26日、安田記念(G1、芝1600メートル、6月5日=東京)にエントリーした香港馬が発表されています。ビューティーオンリー・BEAUTY ONLY(セン5、A・クルーズ、父ホーリーローマンエンペラー)、コンテントメント・CONTENTMENT(セン5、J・サイズ、ヒュソネット)、ダンドネル・DUNDONNELL (セン6、C・ファウンズ、父ファーストディフェンス)の3頭。

3頭ともにチャンピオンズマイルに出走予定なので、ここでモーリス相手にどんな競馬をするのかが来日するかどうかのポイントになりそうです。ビューティーオンリーは前走後にすぐ安田参戦の意思を示しているので、ちょっと不気味な1頭です(http://guw.nikkansports.com/?p=1831&type=free)。

※今週末は京都で天皇賞・春(G1、芝3200メートル、5月1日)。「G1番記者」や大好評「哲三塾」など日刊スポーツの充実した競馬面を楽しんで下さい。駅売店、コンビニで発売しています。どうぞよろしくお願いします!

【木南 友輔】

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