[2016年3月29日17時19分更新]

第164回「フランスの名馬シリュスデゼーグルが引退!キトゥンズジョイ産駒が愛移籍初戦を快勝!」

28日、フランスのシリュスデゼーグル(セン10、C・バランドバルブ、父イーヴントップ)の現役引退を管理するC・バランドバルブ師が発表しました。レーシングポスト電子版は「International hero Cirrus Des Aigles retired」というタイトルの記事を掲載しています。

シリュスデゼーグル(12年英チャンピオンSのレース後)

シリュスデゼーグル(12年英チャンピオンSのレース後)

日本のファンの前に初めて登場したのは10年ジャパンカップ。1着ローズキングダム、2着は降着となったブエナビスタだったレースです。当時は力をつけてきた4歳馬として来日。単勝109・3倍の16番人気で9着でしたが、出走した外国調教馬8頭のなかで最先着でした。彼の競走成績を見直すと、09年の香港ヴァーズ5着(4着ジャガーメイル)が初の海外遠征、初のG1挑戦だったようです。

11年はG1ガネー賞で3着、G1イスパーン賞でゴルディコヴァの2着。G1サンクルー大賞でサラフィナの2着。道悪のG2ドーヴィル大賞を10馬身差でぶっちぎるなど重賞3連勝。そして、G2ドラール賞で2着のあとにキャリアのなかで最も大事な一戦かもしれない11年英チャンピオンS快勝。2着がソーユーシンク(同年のタタソールズゴールドC、愛チャンピオンS、エクリプスS制覇)、3着がスノーフェアリー(凱旋門賞3着から参戦、次走エリザベス女王杯で連覇達成)、4着ミッデイ(ナッソーS3連覇含むG1・6勝の名牝)、5着ナサニエル(同年のキングジョージ覇者)という好メンバーでした。

内から抜け出すシリュスデゼーグル(ナカヤマナイトの出走した11年ドラール賞にて)

内から抜け出すシリュスデゼーグル(ナカヤマナイトの出走した11年ドラール賞にて)

その実力、安定した走りから名馬の引き立て役になることも多かったと思います。怪物フランケルのラストランとなった12年英チャンピオンS、ジェンティルドンナを封じ込めに行った14年ドバイシーマクラシック。名牝トレヴには14年ガネー賞で初めて土をつけました。8歳でG1・3連勝、昨年は9歳でガネー賞を勝ったすごい馬でした。このシリュスデゼーグルの半妹シェリュスドパリ(父シユーニ)という馬が昨年5月に角居厩舎からデビューしましたが、活躍できず。社台ファーム生産馬で母タイユドゲップのディープインパクト産駒(牝2)がいますね(社台グループオーナーズで共有馬主が募集されていましたが、ケガのため、募集中止となっています)。

セン馬のため、凱旋門賞の出走資格はありませんでしたが、長い間、トップで走り続けたシリュスデゼーグル。本当にお疲れさまでした。

同じくレーシングポスト電子版のトップページには、本紙既報http://p.nikkansports.com/goku-uma/news/article.zpl?topic_id=1&id=1622987&year=2016&month=3&day=28)ですが、リアルスティール(牡4、矢作)のロイヤルアスコット参戦の可能性を報じる記事があります。ドゥラメンテのことも書かれていますね。昨年の愛ダービー馬ジャックホブス(牡4、J・ゴスデン、父ホーリング)は4月30日にニューマーケットで行われるG2ジョッキークラブSで始動し、コロネーションC(G1、芝2400メートル、6月4日=エプソム)を目指していくとのこと。ゴドルフィンのジョン・ファーガソン氏が「来年のドバイシーマクラシックに連れて行くかも」と語ったと伝えています。

今週はこれから美浦トレセンへ移動して取材です。花粉症で鼻が詰まるのでスースーするのど飴をなめまくっていたら、唇の先端が切れちゃって痛くて痛くて…。ダービー卿CT(G3、芝1600メートル、3日=中山)は気になる馬がたくさん。関西馬ではダッシングブレイズ(牡4、吉村)。28日、アイルランドではダッシングブレイズと同じキトゥンズジョイ産駒がニュースになりました。14年のBCターフスプリント覇者ボビーズキトゥン・Bobby’s Kitten(牡5、D・ウェルド、父キトゥンズジョイ)がコークS(リステッド、芝1200メートル、コーク、出走6頭)に出走。アイルランドへの移籍初戦P・スマレン騎手騎乗で8馬身半差の快勝です。勝ちタイムは1分18秒54(※高松宮記念とはまったく違う種目のような時計…)。

※今週末は超豪華メンバーの大阪杯(G2、芝2000メートル、3日=阪神)、安田記念へ向けた前哨戦のダービー卿CT(G3、芝1600メートル、3日=中山)があります。ぜひ、情報充実の日刊スポーツを毎朝買って、競馬を楽しんで下さい!よろしくお願いします!

【木南 友輔】