[2016年2月2日20時41分更新]

第107回「ネオユニヴァース系」

レーシングポスト電子版に1日、キングカメハメハの記事が掲載されました。社台スタリオンステーション関係者のコメントとともに、体調面の問題から慎重に管理されていること、種付け制限を行っていること、その産駒の活躍を報じる記事です。自分は先日、JRA賞授賞式の席で吉田勝己ノーザンファーム代表に「今年は体調がいいので昨年よりも回数を増やせると思う」と聞きました。

日本の種牡馬といえば、もちろん真っ先に名前が挙がるのはディープインパクトですが、外国の競馬関係者もキングカメハメハ産駒から目が離せなくなっているのでしょう。記事の中で「3頭のチャンピオンホース」として名前が出てくるのは、リオンディーズ(牡3、角居)、ドゥラメンテ(牡4、堀)、ラブリーデイ(牡6、池江)。リオンディーズは母がアメリカンオークス覇者シーザリオで半兄がJC覇者エピファネイア。ドゥラメンテはサンデーレーシングが海外挑戦の意向を示していますし、ラブリーデイもブリダーズカップ挑戦を視野に入れています。今年はキングカメハメハ産駒が世界中で活躍してくれるはずです

先週の東京、クロッカスSトウショウドラフタ(牡3、萱野、父アンライバルド)の強烈な強さが印象に残りました。金曜朝に取材した田辺騎手も珍しく自信ありげ。抜け出す脚はすごかったですね。アンライバルドといえば、瞬間移動のようだった09年皐月賞あの瞬発力を受け継いだ産駒がこれからもっと出てくるかも…。で、アンライバルドも注目ですが、その父ネオユニヴァースの血も見逃せません。

ネオユニヴァース(昨年8月社台スタリオンステーションにて)

ネオユニヴァース(昨年8月社台スタリオンステーションにて)

昨年の夏、社台スタリオンステーションネオユニヴァースを見ました。ミルコ・デムーロ騎手とのコンビで03年皐月賞ダービーを制した2冠馬。すでに後継種牡馬がアンライバルド、ロジユニヴァース、トーセンファントム、ヴィクトワールピサ、ネオヴァンドーム、デスペラードと誕生しています。現3歳世代はネオユニヴァースの孫が存在感を発揮していて、トーセンファントム産駒ブレイブスマッシュ(牡3、小笠)がサウジアラビアロイヤルCを快勝。注目の新種牡馬ヴィクトワールピサシンザン記念2着のジュエラー(牝3、藤岡)が大物感を漂わせています。ネオユニヴァースはダイワドレッサー(牝3、鹿戸)がフェアリーSで2着。

ヴィクトワールピサ(昨年8月社台スタリオンステーションにて)

ヴィクトワールピサ(昨年8月社台スタリオンステーションにて)

今週はクラシック戦線の大事な一戦になりそうな、きさらぎ賞(G3、芝1800メートル、7日=京都)があります。デビュー2戦を圧勝のディープインパクト産駒サトノダイヤモンド(牡3、池江)は日曜東京でセントポーリア賞の表彰式後、里見治オーナーも「すごく調子がいいと聞いていますよ」とおっしゃっていました。人気を集めるのは間違いなくこの馬でしょう。自分はヴィクトワールピサ産駒ジョルジュサンク(牡3、鮫島)がどんな走りをするのかなあ、と。デビューから6戦、掲示板を外していませんし、近親に同じ鮫島厩舎で08年のきさらぎ賞覇者レインボーペガサス気になる1頭です

先週日曜のセントポーリア賞はサトノキングダムが快勝

先週日曜のセントポーリア賞はサトノキングダムが快勝

※今週は東京新聞杯(G3、芝1600メートル、7日=東京)も。ぜひ、駅売店、コンビニなどで日刊スポーツを!よろしくお願いします!

【木南 友輔】