[2015年12月29日21時30分更新]

第76回「英国ジャンプG1で史上初の女性騎手勝利」

有馬記念の予想が悔しい結果に終わり、出社拒否したくなる弱っちい心をなんとか奮い立たせて、築地の日刊スポーツ新聞社へ。東京大賞典は柏山記者が取材に行き、自分は社内中の厳しい視線を受けながら、テレビ観戦でした。◎ホッコータルマエが直線抜け出したとき、外から追い込んでくる○サウンドトゥルーのすごい脚が…。前がやり合う展開、馬群がばらける競馬ならこの馬の末脚が生きる。素晴らしいレースでした。

車窓に置かれた缶ビールと大将の背中

車窓に置かれた缶ビールと大将の背中

で、今年最後の美浦トレセン取材へ向かってます。築地から上野まで地下鉄で移動し、今は常磐線の社内。ひとりで移動するときは普通車両なのですが、今日は先輩の栗田記者と行動をともにしています。ただいま、「居酒屋栗坊」(日刊スポーツの紙面で栗田記者が書いているコラム:http://p.nikkansports.com/goku-uma/guide/special/g1/takarazuka/2015/ranking.zpl)がグリーン車内で絶賛開店中。年明けに行われる日刊スポーツ賞中山金杯の展望、明日の競輪グランプリの予想を栗坊がビール片手に展開しています。

ジャンプシーズンの主役、W・マリンズ師(左)とR・ウォルシュ騎手

ジャンプシーズンの主役、W・マリンズ師(左)とR・ウォルシュ騎手

この冬はイギリスやアイルランドのジャンプ競走も勉強しようと思い、毎日、英国のレーシングポスト電子版を見ています。先週、26日にケンプトンパーク競馬場で行われたキングジョージ6世チェイス(G1、芝3マイル=4800メートル、ケンプトンパーク、現地時間午後3時10分発走)はP・ブレナン騎手騎乗のキューカード(セン9、C・ティザード、父キングズシアター)が制しました。今後は3月にチェルトナム競馬場で行われるフェスティバル開催、最終日のゴールドカップ(G1、3マイル+2・5ハロン、3月18日)に向かう予定。3連覇を狙ったシルビニアココンティは完走できませんでした。

有馬記念当日の中山新馬戦を勝った良血馬サトノキングダム。レーシングポストでも報じられました。

有馬記念当日の中山新馬戦を勝った良血馬サトノキングダム。レーシングポストでも報じられました。

同日のコートスター・ノービスチェイス(G1、3マイル、ケンプトンパーク、出走7頭)はティーフォートゥー(セン6、N・ウィリアムス、父カイフタラ)が4馬身差で勝利。騎乗していたリッジー・ケリー騎手は女性騎手として初めて英国のジャンプG1を制したジョッキーになりました。先月の南半球オーストラリアでミシェル・ペイン騎手が女性騎手として初めてメルボルンCを制したのに続き、また女性ジョッキーが快挙を成し遂げたとして、大きく報じられています。ティーフォートゥーの父カイフタラ(Kayf Tara)は自分の知らない馬でしたが、サドラーズウェルズ産駒。オペラハウスの全弟で成績を見ると、98、00年のアスコットゴールドC、98、99年の愛セントレジャーを制していますから、名ステイヤーですね。

障害競走も行われるレパーズタウン競馬場

障害競走も行われるレパーズタウン競馬場

それにしても、ケンプトンパークだけでなく、アイルランドのレパーズタウン、リムリックでも…、本当にこの時期はジャンプ競走が熱い。W・マリンズ師、ルビー・ウォルシュの名前が出ない日はないですし、ライアン・ムーアの父ゲーリー・ムーア師、弟のジョッキーたちも活躍しています。フランスでは平地シーズンの締めくくり、今年の初めに短期免許で来日したP・ブドー騎手とC・スミヨン騎手のリーディング争いが白熱。年の瀬まで海外競馬を楽しみたいと思います。

【木南 友輔】