[2015年12月8日21時42分更新]

第63回「水曜は香港国際騎手招待競走~頑張れ戸崎圭太!2」

「2015ロンジン・インターナショナル・ジョッキーズ・チャンピオンシップ」(9日=香港・ハッピーバレー)に出場する戸崎圭太騎手のライバル紹介です。

昨年メルボルンCの2日後、G1クラウンオークスを制したボウマン騎手

昨年メルボルンCの2日後、G1クラウンオークスを制したボウマン騎手

ヒュー・ボウマン(35=オーストラリア)09年(7位)に続く2度目の出場。今シーズンはコックスプレートをウィンクスで制し、短期免許で来日。今まで日本では無名に近かったが、オーストラリアではG1勝ちまくりの名手。トレセンで取材したときは紳士な印象。指で作るOKサインの意味を聞くと、「シーズアップルズ!」。自分は首をひねってしまいましたが、オーストラリアのスラングだそうです。

今年3月、ドバイターフを快勝したレース後のソロウとギュイヨン騎手

今年3月、ドバイターフを快勝したレース後のソロウとギュイヨン騎手

マキシム・ギュイヨン(26=フランス)3度目の出場。今年は欧州マイル王ソロウとのコンビでG1・5勝。フリントシャーとのコンビでは2年連続で凱旋門賞2着に入ってます。10年ジャパンCではヴィクトワールピサに乗って8番人気3着。昨年、短期免許で来日してました。ゴール前のガッツポーズが激しいです。

ジェームズ・マクドナルド(23=ニュージーランド)4度目の出場。昨年のワールドスーパージョッキーで日本デビューを果たしています。ニュージーランドで数々の記録を打ち立てた若手の天才騎手。

ガヴィン・レレナ(30=南アフリカ)初出場。すいません。南アフリカの競馬についてはよく知らないのですが、香港ジョッキークラブの出しているプロフィールにはヨハネスブルグ出身で見習い騎手の頃からすごい成績を残し、昨シーズンにリーディングを獲得しているようです。ドバイ遠征で知られるマイク・デコック厩舎の馬に乗っているようですね。

昨年のメルボルンC、プロテクショニストで勝ったムーア。ライアンといえば、このポーズ!

昨年のメルボルンC、プロテクショニストで勝ったムーア。ライアンといえば、このポーズ!

ライアン・ムーア(32=イギリス)7年連続9度目の出場。09年、10年と2度の優勝経験あり。凱旋門賞、英ダービー、ジャパンC、BCターフ、メルボルンCを勝ったことがあるジョッキー。もう日本でもおなじみの名手であり、先日のジャパンC(ラストインパクト2着)の騎乗も日本のファンをしびれさせました。週末に行われる香港国際競走でも日本のモーリス、ヌーヴォレコルトに騎乗予定でそっちも頑張ってほしい。

一昨年(13年)、英セントレジャーのパドックで話し合うS・デソウサ騎手(左)とS・ビンスルール師

一昨年(13年)、英セントレジャーのパドックで話し合うS・デソウサ騎手(左)とS・ビンスルール師

シルベストル・デソウサ(34=イギリス)初出場。ブラジル出身。ブラジルからアイルランドを経由し、英国の競馬界へ。12~14年の2年間はゴドルフィンの主戦ジョッキーを務めていましたが、契約がなくなった今シーズン、ついに英国のリーディングジョッキーに輝きました(132勝)。

エスピノーザ騎手(左)とカリフォルニアクロームのシャーマン師(今年3月、ドバイワールドカップ開催の朝食会にて)

エスピノーザ騎手(左)とカリフォルニアクロームのシャーマン師(今年3月、ドバイワールドカップ開催の朝食会にて)

ヴィクター・エスピノーザ(43=アメリカ)2度目の出場。メキシコ出身。02年ウォーエンブレム、14年カリフォルニアクロームで2度の2冠を成し遂げていたが、今年、アメリカンファラオとのコンビで北米競馬ファンの待ち望んだ3冠を達成。3月にドバイで取材しましたが、とても明るいキャラクターで「僕は日本の競馬に乗ったことがあるし、また行きたいなあ」と言ってくれました。

今年夏の札幌でワールドオールスタージョッキーズに出場したモレイラ騎手

今年夏の札幌でワールドオールスタージョッキーズに出場したモレイラ騎手

ジョアン・モレイラ(31=香港)4度目の出場。12年に優勝。ブラジル出身。今年は夏に札幌でワールドオールスタージョッキーズに出場し、見事に優勝。一気に日本の競馬ファンに知られる存在となりました。香港ジョッキークラブの紹介を読んでいるとすごさが伝わってきます。昨シーズンに香港最多勝記録145勝。10~13年にリーディングを獲得したシンガポールでは206勝の最多勝記録を樹立し、1日8騎乗機会8勝という記録も…。もちろん、今シーズンの香港でもリーディングをぶっちぎりで独走してます。

昨年のシンガポール、クリスフライヤー国際スプリントで連覇を果たしたラッキーナインとプレブル騎手

昨年のシンガポール、クリスフライヤー国際スプリントで連覇を果たしたラッキーナインとプレブル騎手

ブレット・プレブル(38=香港)4度目の出場。オーストラリア出身。06年の安田記念をブリッシュラックで制し、最近はラッキーナインとの名コンビ。

ダグラス・ホワイト(44=香港)15度目の出場。02年、07年、08年と3度の優勝経験を持つ。南アフリカのダーバン出身。2シーズン前にザック・パートンに奪われるまで13年連続で香港のリーディングジョッキーに輝いた〝香港の帝王〟。

デレク・リョン(27=香港)初出場。ニュージーランドで修行し、10年のアジアヤングガンズチャレンジ覇者。

 

戸崎騎手は04年の武豊騎手、昨年の福永祐一騎手に続く日本代表の優勝を狙います。昨年のリーディングジョッキーとして、世界の名手と戦うわけですが、「いろんな騎手といつも乗っていますから。大丈夫です」と戸崎騎手。水曜は香港、土曜は中山で騎乗し、日曜は香港で騎乗する戸崎騎手。この移動もすごいと思うんですが…、冷静に見れば、ボウマン騎手も同じように水曜香港→土曜阪神(チャレンジCでワールドエースに騎乗予定)→日曜香港なのですから。世界相手にその手綱さばきを見せつけてほしいと思います!

※今週末は香港国際競走、そして、国内では阪神JF(G1、芝1600メートル、13日)。紙面では「G1番記者」を松田直樹記者が担当しています。駅売店、キオスクでぜひ日刊スポーツをよろしくお願いします!

【木南 友輔】