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海外競馬コラム「キナミのつぶやき」|極ウマ・プレミアム

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[2015年11月30日11時38分更新]

第57回「JC外国馬4頭の結果は残念。でも、今後を楽しみに…」

紙面で毎朝「G1番記者」という欄を担当してきたジャパンC(G1、芝2400メートル、29日=東京)が終わりました。ショウナンパンドラ(牝4、高野)が大激戦を制しました。外国馬はイラプト(牡3、F・グラファール、父ドバウィ)の6着が最先着。ナイトフラワー(牝3、P・シールゲン、父ディラントーマス)が11着、トリップトゥパリス(セン4、E・ダンロップ、父シャンゼリゼ)が14着、イトウ(牡4、J・カルヴァロ、父アドレルフルック)が最下位18着でした。4頭それぞれに魅力のある馬でした。それぞれの敗因は…、

イトウに騎乗したミナリク騎手。「去年(アイヴァンホウに騎乗)は馬場をはだしで歩いてたね」と声を掛けたら「今年はもう大丈夫」とニッコリ。とても明るい騎手です。

イトウに騎乗したミナリク騎手。「去年(アイヴァンホウに騎乗)は馬場をはだしで歩いてたね」と声を掛けたら「今年はもう大丈夫」とニッコリ。とても明るい騎手です。

まず、イトウ。楽に逃げられる展開にならず、厳しい結果。展開以上に感じていたことがあって、土曜朝、4頭の中では一番軽めの調整だった点、もしかしたら環境の変化で徐々に馬の体調が下がっていっていたのかもしれません。 単勝オッズでは8番人気37・1倍。日本のファンはナイトフラワーを上回る外国馬2番手の評価を与えました。馬名の由来が「伊藤博文」。今年のJCに話題を提供してくれました。

トリップトゥパリスのダンロップ師。「君はどの馬が勝つと思う?」と逆取材されました。

トリップトゥパリスのダンロップ師。「君はどの馬が勝つと思う?」と逆取材されました。

トリップトゥパリスとナイトフラワーの2頭は力を見せたと思います。トリップトゥパリスは内枠が絶好に思えたのですが、結果的に直線で大外をまわす形になりました。ゴールドシップの外を負けじと伸びていましたが、あまり外が伸びない馬場で届かず。ダンロップ師は「まだ4歳だし、今後へ向けてどんな競馬をしてくれるか」と期待していました。再度の来日、参戦があるかもしれませんし、これから先輩レッドカドーのように世界中のターフで活躍してくれるかもしれません。

冷え込んだ土曜朝は東京競馬場の芝コースに霜が…。

冷え込んだ土曜朝は東京競馬場の芝コースに霜が…。

ナイトフラワーは大外から直線で内を狙いましたが、スムーズさを欠きました。東京競馬場では毎朝、同じドイツのイトウと一緒と歩く姿を見てきました。馬場入りすると、勢いよくキャンターを始めて、こちらは本当に状態は良かったのだなと思います。直線で内に切り替え、前が詰まるシーンがあって、最後ようやく追って…、正直もったいない競馬だったし、やはり「3歳牝馬の53キロは怖い」と感じさせるレースでした。

ナイトフラワーのシールゲン師。デインドリームを管理した名トレーナー。香港ヴァーズには、ラブリンというもう1頭の3歳牝馬で挑みます。

ナイトフラワーのシールゲン師。デインドリームを管理した名トレーナー。香港ヴァーズには、ラブリンというもう1頭の3歳牝馬で挑みます。

凱旋門賞5着馬イラプトは自分の競馬をしたと思います。向正面で好位を走っているときはさすがだな、レースセンスがすごいなと感じました。直線は伸び負ける格好になりましたが、レース映像を見ればわかるのですが、ゴールを過ぎてからもしっかり走れている。「もし、この馬が日本馬だったら有馬記念の本命はこの馬にしたい」。そんなことを思ってしまいました。

土曜朝のナイトフラワー。直線はもったいない競馬。もし来年無事なら活躍が楽しみになりました。

土曜朝のナイトフラワー。直線はもったいない競馬。もし来年無事なら活躍が楽しみになりました。

土曜の東京競馬場にはトリップトゥパリスのダンロップ師、イラプトのグラファール師、イトウのカルヴァロ師、ナイトフラワーのシールゲン師、4人の調教師が全員、顔を見せて、我々新聞記者の取材に応じてくれました。海外から日本に来た4人の調教師。囲み取材だけでなく、個人的に聞きたかった話をすることもできました。皆さん、本当に日本の競馬、それからジャパンCへのリスペクトの気持ちがあるなあ、と。また、来年のジャパンCを楽しみにしたいと思ってます。

フランスから参戦したイラプト。またどこかで日本馬と戦う日がくるかも…。

フランスから参戦したイラプト。またどこかで日本馬と戦う日がくるかも…。

※今週はチャンピオンズC(G1、ダート1800メートル、12月6日=中京)。日刊スポーツでは毎朝、充実の紙面、コラムで情報を伝えています。「G1番記者」は辻敦子記者が担当します。ぜひ、駅売店やコンビニ等で購入していただき、楽しんでいただければと思います!よろしくお願いします!

【木南 友輔】

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