海外競馬コラム「キナミのつぶやき」|極ウマ・プレミアム

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2018年11月13日の記事

[2018年11月13日08時36分更新]

第714回「コルム・オドノヒュー騎手にこっそり教えてもらった来年のアルファセントーリ候補!良血馬トレタイアス!」

今秋はアイルランドからオドノヒュー騎手が短期免許で来日しました。アルゼンチン共和国杯◎パフォーマプロミスで日本での重賞初制覇を果たしました。

先々週、美浦トレセンで取材する時間があって、「4年前の愛オークスんとき、俺、見に行ってたんだよ」なんてことも言って、少しだけアルファセントーリのことも聞いて。

アルファセントーリはミエスクの血統ですし、ニアルカス家の馬なので、スタディオブマンと似た血統になるようにディープインパクトと交配する可能性もあるんじゃないかなと思ったんですが、コルムは「わからないけど、たぶんガリレオじゃないかな」と。言われてみれば、マスタークラフツマンだから、ディンヒル、ディンヒルダンサーでサドラーズウェルズは入ってないし、母の父はラーイ。母の母の父はプライベートアカウント。ガリレオですね、普通に考えれば。

アルファセントーリは昨年5月にネースで6ハロンのデビュー戦を2馬身半差で勝利。続けて、ネースのリステッドを5馬身差で勝って、ロイヤルアスコットのG3アルバニーSで20頭立てで首差2着。勝ったのはダビルシム産駒のディファレントリーグ。9月のモイグレアスタッドSは1番人気でしたが、8頭立てでハッピリーから離された5着。勝ったのが良血ハッピリー(グレンイーグルスの全妹)、2着がマジカル(先日のBCターフでエネイブルと激戦を繰り広げる)、3着がディープインパクト産駒セプテンバー(次走フィリーズマイルでローレンスの2着惜敗)でした。

で、今年に入って、愛1000ギニートライアルの10着から、愛1000ギニー、コロネーションS、ファルマスS、ジャックルマロワ賞でG1・4連勝して、最後はメイトロンS2着後に故障で引退と。デビューが早くて、早熟馬っぽい見られ方をしてもおかしくないのに、今年の充実っぷり。

そんなアルファセントーリみたいな馬、「ジェシカ・ハリントン厩舎で来年楽しみな馬がいたら教えて」って頼んでみたところ、こっそり教えてくれました。こっそりじゃないかも、だけど。名前はトレタイアス。つづりは「Trethias」。実況を聞いていたら、たぶん、トレタイアスでいいんじゃないかと思うんですが…。

自分は英語全然ダメなんですけど、通訳の方が訳してくれるのと、コルムが話していて、聞き取れたのが「ダーレミ、トゥーダーンホットと同じ牝系」っていう言葉。ハリントン厩舎の馬ということで調べると、間違いなく、この馬ですね。デビューから4戦すべてコルム・オドノヒュー。

初戦はゴーランパークの7ハロンで11頭立て4着。このときの6着は先日のフューチュリティートロフィーで3着に激走したウエスタンオーストラリア。2戦目はカラで初勝利。2着は凱旋門賞ウイークのロンシャン、マルセルブサック賞に遠征したピンクドックウッド。3戦目はレパーズタウンのリステッドで4着。同じ厩舎のスパークリンジョイが勝って、3着は次走フィリーズマイルを勝っちゃうイリデッサ。9着トーセンシャウナ。前走はネエスのウェルドパークS4着。勝ったエルモーサはフィリーズマイルとクリテリウムインターナショナルで2着の馬です。前走は伸び負けてますけど、2走前は大外からいい脚使ってます。

トゥーダーンホットの名前が出てくるあたり、トゥーダーンホットの強さはみんなが感じているんだろうなあと思いました。トレタイアスは父がこの2歳世代絶好調のインヴィンシブルスピリット。母の父はセルカーク。お母さんのエビータは未勝利ですけど、ダーレミ(父シングスピール)の1歳上の半姉です。ダーレミの2歳下の弟はリワイルディング(英ダービー3着、11年ドバイシーマクラシック、プリンスオブウェールズS覇者)。お兄さんには04年に香港のQE2を勝ったリヴァーダンサーがいます。

来年の愛1000ギニー、トレタイアスが出てくるのをチョコッと楽しみにしたいと思います。

【木南 友輔】

[2018年11月13日08時34分更新]

第713回「欧州年度代表馬(カルティエ賞)各部門の候補が発表!年度代表馬候補5頭中4頭がゴスデン厩舎…」

平地のシーズンはほぼ終了。BCも終わって、レーシングポスト電子版の記事も多くがジャンプレースになっています。JCにカプリ、サンダリングブルーが参戦。あとはオーストラリアのスプリングカーニバルと、これからは香港の話がちょこちょこっと出てくるんでしょうか。

欧州年度代表馬の候補は5頭。アルファセントーリか、クラックスマンか、エネイブルか、ロアリングライオンか、ストラディヴァリウスか。5頭候補がいて、4頭がゴスデン厩舎ってのが…。

部門別だと、3歳牡馬が英ダービー馬マサー、ロアリングライオン、サンズオブマリ(英チャンピオンズスプリントS覇者)、サクソンウォリアー。まあ、サクソンウォリアーは厳しいですが…。3歳牝馬はアルファセントーリ、ローレンス、シーオブクラス、ワイルドイリュージョン。こっちの4頭の方がワクワクしますね。

ジャパンカップの外国馬2頭をカルティエ賞ノミネート馬を使って紹介すると、

サンダリングブルー=ロアリングライオンが勝った英インターナショナルSで3着。

カプリ=昨年の愛ダービーでクラックスマンに勝利、昨年の英セントレジャーでストラディヴァリウスに勝利。今年の凱旋門賞でエネイブルに惜敗、英チャンピオンSでクラックスマンに完敗。

しかし、ストラディヴァリウスって戦績を見直すと、すごいな…。今年は5戦5勝。ヨークシャーカップ、アスコットゴールドカップ、グッドウッドカップ、ロンズデールカップ、英チャンピオンズロングディスタンスカップ。英チャンピオンシリーズを勝ちまくって、最後も勝っちゃう完璧な成績。これは知ってるんですけど。

昨年は6戦3勝2着1回3着2回。クイーンズヴァーズ、グッドウッドカップを勝って、英セントレジャーがカプリの3着、英チャンピオンズロングディスタンスカップがオーダーオブセントジョージの3着。

で、2歳シーズンが3戦1勝。デビュー戦がノッティンガムで9頭立て5着、2戦目がニューマーケットで10頭立て4着、3戦目にニューカッスルの6頭立てで初勝利。この2戦目のニューマーケットはフランキー・デットーリが乗っているんですけど、勝った馬の名前は「クラックスマン」。鞍上はロバート・ハヴリン。面白いなあ。ちなみに、初勝利を挙げた3戦目の4着馬はリーサルインパクト。父ディープインパクト、母ミュージカルウェイ、つまり、ミッキークイーンの全弟です。

【木南 友輔】

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