海外競馬コラム「キナミのつぶやき」|極ウマ・プレミアム

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[2017年11月8日16時17分更新]

第540回「デルマー開催のBCが終わり、豪でメルボルンCが終わり、日本では今週からG1が続きます!」

昨年はサンタアニタで初めてBC開催を取材。今年は日本で結果をチェックするのみでしたが…。

BCクラシックはガンランナーが強かった。1年前はクラシックを避けた馬が、この1年で、というか、ドバイから帰ってきてからどれだけ成長したんだろう。ブラッドホース電子版など現地メディアでは1月のペガサスワールドカップがラストランで種牡馬入りと報じられています。

ガンランナー(16年のBCダートマイル、パドックにて)

アロゲートは直線で力なく失速して5着。昨年の後半から今年のドバイまで続いたアロゲートのすさまじいパフォーマンス。結果的にはドバイの出遅れ、まさかのインまくりで直線差し切りという仰天させる走りがその後に影響してしまったのではないか、と。

バファート厩舎のコレクテッド、ウエストコーストが2、3着。アイルランドから遠征したエイダン・オブライエン厩舎のチャーチルもダメでした。

BCターフはフランス、ファーブル厩舎のタリスマニックが勝利。前走はフォワ賞3着。バルザローナ騎手との立ち回りが見事でした。うまく脚をためているように見えたハイランドリールは3着で連覇ならず。米国勢のビーチパトロール、サドラーズジョイ、ブラーズアリーに愛チャンピオンS覇者デコレーテッドナイト、バリードイルはセブンスヘヴンにクリフスオブモハー、面白いメンバー。ここに日本馬が走っていたらなあ…、と思います。

その他のBC競走では、BCダートマイルをバトルオブミッドウェーが勝利。この馬はチャンピオンズCに登録があります。それからBCマイル2着にランカスターボンバー。こちらもチャンピオンズCに登録があります。BCマイルはこれがラストランだった英国のリブチェスターが5着。

昨年ヌーヴォレコルトが走ったBCフィリー&メアターフはゴドルフィンのウヘイダが勝利し、2着がバリードイルのロードデンドロン。うまくインからさばいてきましたが、届かず。連覇を狙ったクイーンズトラストは外をまわって5着。人気を集めていた地元米国のレディイーライは案外な伸び、今年の仏オークス馬センガは馬群でもう一つ、英国・ヴァリアン厩舎のネズワーはインを突きましたが…。

BCターフスプリントは断然人気を集めていたレディオーレリアが惨敗。うーん。4番手から直線はまったく伸びませんでした。アスコットではあんなに強いのに…。

昨年はソングバードとビホルダーのゴール前がメチャ熱かった牝馬のBCディスタフ。今年はフォーエバーアンブライドルドが快勝。アンブライドルズソング産駒の5歳牝馬。外から猛然と追い込んできたエイベルタスマンを振り切りました。エイベルタスマンはクオリティロード産駒の3歳牝馬。今年のケンタッキーオークス、エイコーンSを勝っています。バファート厩舎、マイク・スミス騎乗。

2歳牝馬の芝、ジュベナイルフィリーズターフに挑んだディープインパクト産駒、エイダン・オブライエン厩舎のセプテンバーはものすごい追い込みを見せましたが、3着でした。

さて、火曜、昨日はメルボルンC。プロテクショニストが勝った3年前、プリンスオブペンザンスが勝った2年前は現地で取材しました。昨年に続き、今年も自分は日本で…。

ライアン・ムーアとプロテクショニスト(14年のメルボルンCにて)

結果はジョセフ・オブライエンが調教師としてビッグタイトルを獲得。前走英セントレジャー4着リキンドリングが勝ちました。2着は父エイダンが管理するヨハネスフェルメール。3着はグレイトジャーニー産駒で一昨年の2着馬マックスダイナマイト。

アイルランド勢のワンツースリーですね。ジョセフも調教師転向からまだ浅いキャリアですごいし、父子調教師のワンツーもびっくり。マックスダイナマイトは登録のあるジャパンカップに来るのか来ないのか。今後に注目ですね。

BCが終わった米国ではファシグティプトンのセールでソングバードやテピンが繁殖牝馬としてセリに出され、950万ドルとか、800万ドルなんていう恐ろしい金額で取引されています。日本の牧場関係者も参加しています。数年後にここで買われた牝馬の子が日本の競馬場で活躍するのは間違いありません。

今週は美浦で取材。日本ではエリザベス女王杯です。ドバイターフ覇者ヴィブロスが出走。今週からはライアン・ムーアもやってきます。しっかり取材して、いい予想ができるように頑張ります。

【木南 友輔】

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