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海外競馬コラム「キナミのつぶやき」|極ウマ・プレミアム

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[2016年4月23日20時57分更新]

第199回「OBS4月セールの結果。英ダービー1番人気も2番人気も鞍上はライアン・ムーアに…」

19日から22日までアメリカのフロリダで行われていたOBS(the Ocala Breeders’ Sales)の4月セール。1000頭を超える上場馬のなかから落札され、日本に来そうな馬をチェックしておきます。

日曜も思い切り競馬を楽しんで下さい!(写真は栗田記者)

日曜も思い切り競馬を楽しんで下さい!(写真は栗田記者)

母Pola GoldenRN(牡2、父ミッドナイトリュート)。母の父はゴールデンミサイル(父エーピーインディ)で10万ドルでした。父ミッドナイトリュート07、08年のBCスプリントを連覇した快速馬。日本で走っている数少ない産駒に先週の京葉S3着など現在、オープンクラスのダート短距離で活躍しているワイドエクセレント(牡6、尾形和)がいます。日本でも昨年のセレクトセール当歳部門で母シルバーバレットムーンの牡馬に7000万円を超える値段がつきました。ちょっと注目の種牡馬ミッドナイトリュート。

母Royal Affection(牝2、父シャックルフォード)。父はストームキャット系の種牡馬、11年のプリークネスS覇者で31万ドル。この馬は母の母の父もストームキャットという血統です。ブラックタイプを見ていくと、4代母の子に98年フラワーCを制した(NHKマイルCはエルコンドルパサーの3着)スギノキューティーの名があります。

それから、今年多く日本にやってくることになりそうなザファクター(THE FACTOR)産駒母Salvar(牡2、父ザファクター)は20万ドル。この馬もブラックタイプに日本で走った馬の名前が…。4代母の子は02年東スポ杯2歳S3着馬Baron Karanotegami(バロンカラノテガミ)です。

母She’s a Beauty(牡2、父キトゥンズジョイ)は5万ドル。母の父ストームキャット。近親に96年の英G1ジュライC2着ルカヤンプリンス(LUCAYAN PRINCE)がいます。日本でもダッシングブレイズという活躍馬を出しているキトゥンズジョイ産駒なので注目したいですね。

母Swinging(牡2、父ヘインズフィールド)。父ヘインズフィールド(HAYNESFIELD)はスパイッツタウン産駒で10年のジョッキークラブゴールドカップ覇者。19万ドル。半姉ハーランズロマン美浦の斎藤誠厩舎で走り、ダートで勝ち上がっています。この馬の3代母は13戦無敗の歴史的名牝パーソナルエンスン(Personal Ensign)。祖母の1歳上の全兄がアワエンブレム(ウォーエンブレムの父)という血統です。

母Terry M(牡2、父オーバードリヴン)。父は今年の新種牡馬でストームキャット系のテイルオブザキャット産駒。12万ドル。母There Are Rainbows(牡2、父フラッター)。父はエーピーインディ産駒で13万ドル。3代母は90年のBCスプリントを制しています。母Anniversary(牝2、父マジェスティックパーフェクション)は2万ドル。父はハーランズホリデー産駒。

母Million Gift(牝2、父シャックルフォード)は19万ドル。母ミリオンギフト藤沢和厩舎で走った日本産のサンデーサイレンス産駒です。祖母メイプルジンスキーは88年のアラバマS、モンマスオークス覇者。近親にG1・9勝の名牝スカイビューティー、種牡馬テイルオブエカティ、10年のユニコーンS覇者バーディバーディ、その弟で日曜東京9R府中Sに出走するバーディイーグル(牡6、国枝)などがいます。

母Minny’s Niece(牡2、父ヘニーヒューズ)は25万ドル。アジアエクスプレス、モーニンなど日本でも実績抜群のヘニーヒューズ産駒ですし(※ヘニーヒューズ自身も種牡馬として輸入されました)、活躍する可能性は高そう…。OBS3月セール、バレッツセールに続き、このOBS4月セール。即戦力の外国産馬を狙っているPOG愛好家の方もいると思います。来週はJRAのブリーズアップセールもあります。

自分は今日は築地の日刊スポーツ新聞社で内勤業務。福島牝馬S◎クインズミラーグロはいい感じだったんですけど、5着。悩んで印を落とした△マコトブリジャールが快勝しました。悔しい。明日はフローラS、マイラーズC、東京、京都、福島、そして、香港のクイーンエリザベス2世C、全部当てたいですね紙面では香港の印を打たせてもらいましたので、ぜひ明日の紙面、読んで下さい。

世界のライアン・ムーア(昨秋の美浦にて)

世界のライアン・ムーア(昨秋の美浦にて)

香港で日本馬3頭の前に立ちはだかるライアン・ムーアハイランドリールに騎乗)。22日金曜は英国のサンダウン競馬場で騎乗していました。クラシックトライアル(G3、芝約2000メートル、出走6頭)でミッドターム・Midterm(牡3、M・スタウト、父ガリレオ)を勝利に導きました。勝ちタイムは2分11秒11。サー・マイケル・スタウト厩舎、アブドゥラ殿下(ジュドモンドファーム)の所有馬、ガリレオ産駒、そして、母がミッデイ・Midday

ミッデイ故ヘンリー・セシル師に育てられ、トム・クウィリーとのコンビで09~11年にナッソーS3連覇した名牝。英愛のオークスは勝てませんでしたが、09年BCフィリー&メアターフ、10年ヨークシャーオークス、ヴェルメイユ賞を制し、イメージとしては日本のエリザベス女王杯を連覇したスノーフェアリーよりおそらく強かった英国の牝馬(※スノーフェアリーも間違いなく名牝ですが…)。

そのプロフィール、鮮やかな勝ちっぷりで2戦2勝となったミッドタームブックメーカーの英ダービー優勝オッズで各社が1番人気ユーエスアーミーレンジャー・US Army Ranger(牡3、A・オブライエン、父ガリレオ)の次、単独2番手に推しています。このユーエスアーミーレンジャーは今月3日にアイルランドのカラ競馬場デビュー戦(芝2000メートル)を勝ったばかりの馬。その鞍上もライアン・ムーアでした。昨年はデットーリが復活を印象づけた英ダービー戦線、今年はライアン・ムーアを中心にまわっています。

【木南 友輔】

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