海外競馬コラム「キナミのつぶやき」|極ウマ・プレミアム

2017年8月
« 7月    
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  
更新
毎週随時

2017年8月4日の記事

[2017年8月4日19時04分更新]

第503回「グロリアス・グッドウッド!サセックスSは波乱!ナッソーS快勝のウインターはG1を4連勝!」

日本のJRAのように毎週末土日の競馬開催ではなく、欧州ではフェスティバル開催って感じのが多いです。

今週は英国のグッドウッド競馬場でグロリアスグッドウッドと呼ばれる、夏場の華やかな競馬開催が行われています。アイルランドでは西海岸の街ゴールウェイでゴールウェイフェスティバル。どちらも一度行ってみたい…。グロリアス・グッドウッドの方はマイル路線の大事なG1サセックスSがあり、牝馬のナッソーSがあり、G1に昇格したグッドウッドカップがあります。

1日のグッドウッドカップは14頭立て。ロイヤルアスコットのアスコットゴールドカップでオーダーオブセントジョージ相手に金星を挙げたビッグオレンジが人気を集めていました。勝ったのはゴスデン厩舎のストラディヴァリウス(父シーザスターズ)。先に抜け出して、最後はビッグオレンジを突き放しました。鞍上はアンドレア・アッゼニ。勝ちタイムは3分25秒47でした。

2日に行われたサセックスS(G1、芝1600メートル)は伏兵のヒアカムズフェンが勝利。鞍上はジム・クロウリーで勝ちタイムは1分46秒11。馬場状態はソフト。差し切れなかった首差2着がリブチェスター。リブチェスターはドバイターフでヴィブロスの3着に敗れた後、ロッキンジS、クイーンアンSでG1連勝中でしたが…。昨年のジャンプラ賞勝ち馬ジルザルが4着。クールモアは英愛2000ギニー覇者のチャーチルが出走回避で、ランカスターボンバーが6着でした。

3日に行われた牝馬限定のナッソーS(G1、芝約2000メートル)は英愛1000ギニー覇者ウインター(牝3、A・オブライエン、父ガリレオ)が人気に応えて勝利。鞍上はライアン・ムーア。勝ちタイムは2分11秒79。

英愛ではゴスデン厩舎に英愛オークス&キングジョージを制したエネイブルという大物牝馬が出ていますが、もう1頭、このウインターも半端じゃない大物。ここまで8戦5勝、2着1回3着2回の戦績。英愛1000ギニーにロイヤルアスコットのG1コロネーションSに、このナッソーSでG1・4連勝中です。今後はヨークのインターナショナルSとか、レパーズタウンの愛チャンピオンSが予定されているようですが、パディーパワーとか、ウィリアムヒルとか、ちょろちょろ凱旋門賞のオッズを出していますし、秋には日本のファンもこの馬の馬券を買う瞬間がやってくるかも。

ナッソーSはネズワー、シャッタースピード、ウヘイダが回避し、6頭立てでしたが、3着ソウベツ、5着ソーミダー、6着クイーンズトラストで結構いいメンバーでした。ソウベツは祖母シンコウエルメスで仏G1サンタラリ賞の勝ち馬。ソーミダーは母ダーレミで昨年デビューから4連勝したゴスデン厩舎の大物4歳牝馬。クイーンズトラストは昨秋、日本からヌーヴォレコルトが出走したBCフィリー&メアターフを制したスタウト厩舎のG1馬です。

ネズワーは前走カラのG1プリティーポリーSを制したロジャー・ヴァリアン厩舎の馬。シャッタースピードはゴスデン厩舎ですでに凱旋門賞最有力候補になっているエネイブルと同じ3歳牝馬。直接対決ではこのシャッタースピードがエネイブルを倒しているっていう、すごい牝馬です。ウヘイダは昨年の凱旋門賞当日に2歳G1マルセルブサック賞を勝っている馬。6月のファルマスSで復帰し、2着。今後が楽しみな馬です。

こんなメンバーのナッソーS。年明け頃、藤沢和師と当時無敗のソウルスターリングの海外遠征プランを冗談まじりに話していました。師に「おい、ソウル(ソウルスターリング)で遠征するレース、探しとけよ」って言われたときに、自分は「ナッソーS行きましょうよ」ってその場で即答したんですが…、行っていたらどうなっていたんだろう。ソウルの秋は国内専念が発表されていますが、いつの日か世界に出て戦う姿を見たい馬なのは間違いありません。

【木南 友輔】

「キナミのつぶやき」過去の記事

一覧へ