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海外競馬コラム「キナミのつぶやき」|極ウマ・プレミアム

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[2020年7月17日12時01分更新]

【映画公開】ライド・ライク・ア・ガール【メルボルンC】

火曜の朝の新聞のコラム「今週の極ウマ」欄に書きましたが、今日公開の「ライド・ライク・ア・ガール」。

5年前のメルボルンCを勝った女性ジョッキー、ミシェル・ペイン騎手のことが描かれている映画が日本の映画館で公開ということで…。

火曜朝の取材中、美浦トレセンの坂路下でばったり会ったのがフェイムゲームの担当だった菊池助手。水曜朝は南スタンドのところでホッコーブレーヴの松永康師と。2人とも「フェイムゲーム、出てきますかね?」「ブレーヴ、出てくるかな?」と映画の中で自分たちが一緒に戦った馬たちが出てこないかなあ、なんて話してました。自分もまだ見ていないので、どんな内容なのかはわかりませんが…。

レース前に1番人気だったフェイムゲームは大外をまわる競馬になってしまい、13着。ホッコーブレーヴは直線でものすごい不利を受けて17着。悔しい結果に終わりましたが、関東馬、特に担当者を取材させてもらっていた2頭がオーストラリアに遠征し、挑戦したレースを現地で見届けることができたのは忘れることができません。

前年のアドマイヤラクティのレースを見に行き、2年連続のメルボルンC取材。日程の都合であまり長く滞在できないのですが、それでも現地で生活する日本出身のホースマンと交流もできたし、貴重な時間だったなあと思います。当時は国内で海外馬券発売もなかったので、現地で取材するスポーツ新聞の記者は自分1人。フレミントン競馬場の場内の雰囲気がどうだったのかを伝えていかなければ、と思っています。

映画ではミシェル・ペイン騎手、その家族、厩務員だった兄の話などを中心に描かれていると思います。

あのときのメルボルンCとにかく内が有利すぎる馬場だったこと、ホッコーブレーヴの走行を妨害したマックスダイナマイトのデットーリ騎手への制裁がハンパじゃなかったこと、勝ったプリンスオブペンザンス(ニュージーランド産のペンタイア産駒)のお母さんが日本の松田国英厩舎で現役時代に走っていた馬だったこと、調教師のダレン・ウィアーが今は調教師じゃないこと…、競馬ファン的な見方も盛りだくさんです。

「茨城県だとどこでやってるのかな?」と松永康師は言ってました。メディアではあまり取り上げられていませんが…、海外の競馬の女性騎手がテーマの映画が日本で公開されるっていうのは、ちょっとびっくりすることだと思います。

日本では中央の藤田騎手、地方競馬でたくさんの女性騎手が頑張っていますし、日本のファンも昨年はミカエル・ミシェル騎手の存在を知りました。英国ではホリー・ドイル騎手が今ものすごい成績を残していますし、アイルランドは障害競走のトップジョッキー、レイチェル・ブラックモアがいます。フランスはコラリエ・パコもいます。

日本の競馬の世界は男性が多いですし、海外も男性が多い競馬社会はどちらかというと、普通です。なので、今年2月、サウジCで女性騎手が招待競走に組み込まれていたのは驚きました。女性騎手が強いニュージーランドのリサ・オールプレス、他にもたくさんの女性騎手が世界中にいます。もちろん、騎手だけでなく、厩務員、ライダー、牧場関係者、馬主など、女性のホースマンが活躍していることを知るきっかけにこの映画がなるかもしれません。

というわけで、日曜福島10Rは松永康厩舎の◎ホッコーライデン。鞍上の北村宏騎手はフェイムゲームの応援に5年前のあの日、フレミントン競馬場にきていたジョッキーです。

【木南 友輔】

[2020年7月6日15時52分更新]

【英仏はしご】エクリプスSのラジオ中継【ディープ】

週末は英仏でダービーとオークス、英国で古馬のエクリプスSが行われました。

昨日は東京・虎ノ門のラジオNIKKEIにお邪魔し、エクリプスSの番組に出演。海外競馬で楽しい時間を過ごすことができました。

長期で挑戦しているチーム・ディアドラの頑張りをたたえたいですし、感謝の気持ちです。

土曜にどちらも驚きの結果だった英ダービー、英オークスがあって、日曜に仏ダービー、仏オークスがあって。

2年前、サクソンウォリアーの英ダービー制覇を期待して取材に行って、残念な結果に終わった後、

翌日朝に電車でフランスへ移動し、仏ダービーの取材をしたことを思い出します。

パリに着いたけど、フランスの国鉄がストライキをずっとやっていて間引き運転。乗り換えに失敗してしまい、

シャンティイの向こうの駅で、現地へ来ていた関西の助手さんと、一緒に駅前で困ってたのが忘れられません。

欧州の競馬の日程は大きく狂って、今年は愛ダービーが最初でしたが、先週土曜が英国、日曜がフランスという順番は同じでした。

お国柄が出ているのはフランスはダービーよりもオークス(ディアヌ賞)の方が扱いがいいことでしょう。

ラジオNIKKEIのスタジオで他の方と一緒にフランスギャロのホームページでレース映像を見ていて、

「あー、ファンシーブルー、またピースフルを差せなかったか、惜しいなあ」って言っていて、「あれ、でも、帽色が…」、もしかしたら、と。

エクリプスSは◎ガイヤースが逃げ切ってくれました。帰宅途中、出演を教えていた親戚から携帯にメッセージ。「素人にもわかりやすく教えてくれ」と。うーん、難しいけど、頑張ります。日本の競馬の予想の成績も低空飛行が続いているので、そろそろ上昇していきたいところです。

【木南 友輔】

[2020年6月25日16時28分更新]

【帝王賞】2月のサウジアラビアを思い出しながら【クリソベリル】

昨日は帝王賞。朝は美浦トレセンで取材し、夜は自宅でテレビ観戦。直線はルメール騎手びいきの息子(4歳)と激しいたたき合いの末、◎クリソベリルが勝ってくれました。強いんだなあ、やっぱり。紙面の予想も当たって、まあまあ良かったです。以下は紙面のコラムで書いたものです。

GⅠ馬8頭が参戦し、今年も白熱した戦いになりそうだ。6歳、7歳、8歳…、歴戦の強豪が息長く活躍するダート界にあって、今年の帝王賞が面白いのは4、5歳が人気の中心にいること。激しいライバル関係が始まるのか、それとも1頭の絶対君主(帝王)が現れ、長期政権を築くのか。
クリソベリルで勝負する。昨年は無傷の6連勝でチャンピオンズCを制覇し、最優秀ダート馬に輝いた名馬。今年初戦のサウジCで初黒星(7着)。無敗が途切れ、同じ日本馬ゴールドドリームに先着を許す結果だった。ただ、2月末のサウジアラビア遠征を現地で取材した身としては悲観する内容ではなく、むしろ、「この馬、すげえ」と驚かされる競馬ぶりだった。
忘れられないのはレース週前半の陣営の低いトーン。初めての海外輸送で「想定外」と音無師が語る馬体減があった。馬体維持を念頭に異例のレース2日前追い切り。なんとか態勢が整った状態で挑んだレースは想像どおり、1着賞金1000万ドル(約11億円)をめぐり、ダートの本場からやってきた米国勢が序盤から飛ばす展開。初めて経験するコーナー2つ(ワンターン)のコースで追走に苦しんだ。スムーズにコーナーリングできず、直線は1頭だけ離れた大外を走る最悪の形。それでも最後は後方から差を詰めてきていた。
不運にもドバイ移動後にレースが行われず帰国したが、それはこの世界の状況で仕方のないこと。今回は「大井の鬼」▲オメガパフューム(18年東京大賞典、19年帝王賞&東京大賞典でこの舞台のGⅠを3連覇中)を相手に真価を問われる一戦だが、昨年のチャンピオンズCで相手にしていないようにポテンシャルははっきりと◎が上。状態さえ整えば、という馬だ。ここへ向け、栗東坂路でいっぱいに追われている調整過程はサウジのときとは明らかに違う。国内最強を示し、再び世界の舞台に打って出てほしいと思う。

◆サウジC・VTR マキシマムセキュリティが2番手追走から残り100メートルで先頭へ。しぶとく伸びて押し切った。内ラチを突いたミッドナイトビズーが2着。好位で粘ったベンバトルが3着。日本馬はゴールドドリームが出遅れを挽回し、一時は3着争いを演じる6着。クリソベリルは初めてのワンターン(コーナーが2つ)の速い流れに戸惑いながらも最後は大外から差を詰めた7着だった。1着のマキシマムセキュリティを管理するサーヴィス調教師が地元米国で管理馬に対するドーピング容疑で起訴されたため、賞金の支払いが保留となっている。

【木南 友輔】

[2020年6月21日07時52分更新]

【ロイヤルアスコット終了】デットーリ騎手のあの言葉【ジュライC】

ロイヤルアスコット開催が終了しましたね。最終日、デットーリ騎手が爆発してました。

ライアン・ムーアがかっこよく、すごい騎手なのはもちろんなのですが、5年前、ロイヤルアスコット初日のジョッキー紹介でライアンのあとにランフランコ・デットーリが呼ばれて出てきたときの場内の熱狂は忘れられません。マグニフィセント7があり、世界中のレースを制し、名馬とコンビを組み、ゴドルフィンと切れ、少しだけ低迷した感じがあったのに、今が絶頂期というすごさ。

「すごい」という表現しかできないのは情けないですが、すごい騎手というのはチャンスをつかめる騎手、チャンスをものにできる騎手だと思います。ピンチヒッターで結果を出せば、じゃあ、次も、とか、またいつか代打が必要なときにお願いします、とか、そういう空気ができます。デットーリの近年の復活のきっかけは、やっぱりゴールデンホーンの英ダービー勝利に始まり、ゴスデン師との蜜月復活なのかな、と。

最終日の結果を伝えるアスコット競馬場の記事には、コロネーションSを初めて制し、ロイヤルアスコットのG1を完全制覇、勝っていない英国のG1はジュライCのみ、ということが書かれていまして…、「あっ」と思いました。

昨年、デットーリが来日し、JRAの本部ビルで共同インタビュー。これ、もう一度読んでみると、なるほど、メルボルンCを勝ちたいって話で、なんとなく、「アグネスワールドの名前が出てすごいなあ」って感じで聞き流していたけど、ジュライCへの思いがジワジワと感じられてきて…、今ごろ「そうだったのか」と思いました。

日本では武豊騎手が不思議と朝日杯FSを勝てていないって話題が毎年ありますが、そのうち、ホープフルSがG1に昇格してしまい、また、今後、G1に格上げされるレースや新設G1ができてくる可能性があります。時間が経過し、時間が変われば、微妙にその騎手の栄光、実績が薄い印象になってしまいます。JRAには競馬の発展に尽力した人の名前が冠されたレースはありますが、いつも国枝師が指摘しているように「名馬の名前をつけたレース」が少ない(※今年ようやく弥生賞ディープインパクト記念ができたけど…)し、名騎手の名前がついたレースも自分は知りません。

今年のジュライCが楽しみです。日程はどうなってるんでしたっけ?

【木南 友輔】

[2020年6月16日09時56分更新]

【ジャパン】今夜からロイヤルアスコット@ホーム【モーグル】

今夜からロイヤルアスコットですね。昨日今日と猛暑日な日本。昨日は自宅から4歳の息子と自転車漕いで、新しい国立競技場まで行って帰ってきました。日焼けでヒリヒリします。

アスコット競馬場からきたメディアガイドを見つつ、番組、出走予定馬を確認しながら、無観客のロイヤルアスコットがどんな感じなのか、イメージして、ボンヤリしています。今年はコロナで6月に英愛の競馬が開幕。前哨戦がない状態でギニーが行われ、一気にロイヤルアスコットに突入ですから、なんか、やっぱり変な感じです。例年なら英ダービーが終わった後のロイヤルアスコット、そこからエクリプスSあたりで一気に「3歳対古馬」ってムードになっていくんですけど…。

とりあえず、プリンスオブウェールズSのジャパンがどんな競馬をするのか、ジャパンの弟モーグルが英ダービー候補に名乗りを上げられるのか、寝苦しい夜で起きていられるだけ起きていて、のんびりロイヤルアスコットを楽しみたいと思います。

【木南 友輔】

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