海外競馬コラム「キナミのつぶやき」|極ウマ・プレミアム

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[2017年5月15日19時03分更新]

第493回「仏1000ギニー、仏2000ギニーの結果!サンタラリ賞は藤沢和厩舎ゆかりの血ソベツがV」

フランスのドーヴィル競馬場では13日に牝馬の仏1000ギニー、14日に仏2000ギニーが行われました。

仏1000ギニーこと、プールデッセデプーリッシュ(G1、芝直線1600メートル、出走18頭)はペリエ騎手騎乗のプレシユース(牝3、シャペ、父タマユズ)が勝利。勝ちタイムは1分37秒69。昨年の凱旋門賞前日に吉田勝己氏が購入したフランケル産駒トゥリフォーは14着に敗れています。2着は英国から遠征したシーオブグレース(牝3、W・ハガス、父ボーントゥシー)。

フランケル産駒トゥリフォー(昨年の凱旋門賞デーにて)

仏2000ギニーこと、プールデッセデプーラン(G1、芝直線1600メートル、出走13頭)はクリスチャン・デムーロ騎乗のブラメト(牡3、J・ロジェ、父ラジサマン)が制しています。勝ちタイムは1分36秒82。戦績は6戦5勝2着1回。オーナーはアルシャカブレーシングです。

英国から遠征した昨年のレーシングポストトロフィー覇者リベトが3着。去年の凱旋門賞デーにジャンリュックラガルデール賞(グランクリテリウム)を勝ったナショナルディフェンスは最下位でした。

仏2000ギニーの前に行われた仏オークスにつながるサンタラリ賞(G1、芝2000メートル、14日=ドーヴィル)はソベツ(牝3、C・アップルビー、父ドバウィ)が勝利。

ソベツはこんな馬(http://guw.nikkansports.com/?p=2725&type=free)。サンタラリ賞といえば、09年にスタセリタ(ソウルスターリングの母)が勝っているレースです。

【木南 友輔】

[2017年5月8日22時31分更新]

第492回「英2000&1000ギニー、KYダービー、香港ラッパードラゴンの悲劇、ロードカナロア産駒など」

日曜のチャンピオンズマイルを制したコンテントメント。2年連続の安田記念出走へサイズ師が意思を示しています(写真は昨年の安田記念週)

英2000ギニーはチャーチルが勝利。自分が推奨した◎バーニーロイは惜しくも2着(http://p.nikkansports.com/goku-uma/news/article.zpl?topic_id=1&id=1819582&year=2017&month=5&day=7)。

日曜の英1000ギニーはオブライエン厩舎のワンツーでしたが、人気を集めていたロードデンドロンは2着。勝ったのはウェイン・ローダン騎乗のウインターでした。こちらも2頭出走していたフランケル初年度産駒はフェアイーヴァが5着、クイーンカインドリーが9着

やっぱりガリレオです(13年9月、アイルランドのクールモアスタッドにて)

英2000ギニー、英1000ギニーを勝ったのはいずれもオブライエン厩舎。そして、ガリレオ産駒。初年度産駒4頭が挑んだフランケルでしたが、親父の壁にはね返された格好です。

英1000ギニーの次のレースが2歳戦だったのですが、ここにロードカナロア初年度産駒のソリッドマン(牡2、R・ベケット)が登場。フランシス・ベリー騎手とのコンビでしたが、最下位6着に敗れています(※半兄ヒダロマンは同じ日の京都で勝っています)。

土曜のケンタッキーダービーは◎オールウェイズドリーミングが圧勝。この感じならプリークネスSも大丈夫だと思うのですが、初戦が水の浮いた馬場、次は良馬場になってどうか、というところもありますね(http://p.nikkansports.com/goku-uma/news/article.zpl?topic_id=1&id=1819581&year=2017&month=5&day=7)。

日曜の香港は残念なニュース。

昨年モーリスが制したチャンピオンズマイルコンテントメントが勝利。断然人気だった4歳3冠シリーズ完全制覇、史上初の3冠馬ラッパードラゴンは3コーナーでずるずると後退。残念ながら安楽死処分となりました。香港ジョッキークラブのホームページの記事で、勝ったコンテントメントのサイズ師はオーナーの了解を得てからですが、2年連続の安田記念参戦を公言していますね

チェアマンズスプリントはボウマン騎乗のラッキーバブルズが勝利。こちらは出走を予定していたペニアフォビアが前日の診断で出走を断念。サウスチャイナモーニングポストの記事によると、そのまま引退することになりました。

事故のニュースがもうひとつ。レーシングポスト電子版が昨年のメルボルンC2着馬ハートブレイクシティーが調教中の事故で脚を故障し、助からなかったと報じています。

日本も東京、京都と芝は高速決着が続いていますが、みなさん、心配なのは好走した馬の反動、馬の健康。時計の速い遅いは故障とあまり関係ないと聞くこともありますが、やはり速いタイムを見ると、ドキッとします。

NHKマイルCは◎レッドアンシェルが4着。うーん、反省。また、今週頑張ります。今週のヴィクトリアマイルは松田直樹記者が「G1番記者」を1週間、連載します。ぜひ、日刊スポーツを手に取っていただければと思います。

【木南 友輔】

[2017年5月6日12時30分更新]

第491回「今夜は英2000ギニー、明日早朝はケンタッキーダービー!明日はNHKマイルC&香港G1」

平らに整備された日本とはまったく違うニューマーケットのローリーマイルコース

予想がサッパリなので、取材、予想に集中すべきだと思い、当欄の更新をさぼってました。

その間、いろいろなことがありました。

24日、戸崎騎手の今夏、シャーガーカップ出場が発表。26日、エプソム競馬場のダービートライアルでフランケル産駒クラックスマンガデビュー2連勝で重賞制覇。ゴスデン厩舎、フランキー・デットーリ、ゴールデンホーンの勝負服。28日のサンダウン競馬場ではクラシックトライアルが5頭立てでフランケル産駒3頭。勝ったのはクンコ。ディープインパクト産駒(母ケイアイガーベラ)は5着。

アイルランドではオーダーオブセントジョージが今年初戦を2着、昨年の欧州年度代表馬マインディングが4頭立てのムーアズブリッジS快勝で好発進。ドイツでは日本産のヴィクトワールピサ産駒(ハクサンムーンの半弟)が重賞制覇。30日の香港ではネオリアリズムがQE2でパキスタンスター、ワーザーを撃破。それから、エピカリスのベルモントS挑戦が発表に…。

さて、今夜(6日)は英国のニューマーケット競馬場、ローリーマイルコースで英2000ギニー(G1、芝直線1600メートル)が行われます。

10頭立てになりそうです。2歳チャンピオンでここへぶっつけのチャーチル(牡3、A・オブライエン、父ガリレオ)がどんな競馬を見せるのか。鞍上はライアン・ムーア。

エイダン・オブライエン師(昨年のBC週、サンタアニタ競馬場にて)

そして、グリーナムSで強い競馬を見せたバーニーロイ(牡3、R・ハノン、父エクセレブレーション)。フランケル産駒はデビュー2連勝中のエミネント(牡3、M・ミード)、グリーナムS2着のドリームキャッスル(牡3、S・ビンスルール)が父子制覇を狙います。

子どもが英国のクラシックに登場です(ラストランを制し、パレードリングで多くのファンに見送られる怪物フランケル)

フランスからは3戦無敗、ファーブル厩舎のAl Wukair(牡3、父ドリームアヘッド)。アルシャカブレーシングの勝負服で鞍上はグレゴリー・ブノワ(※今週、美浦トレセンで先日までファーブル厩舎で研修していた田中博康技術調教師とこの馬の話をしました)。チャーチルのオブライエン厩舎は前走UAEダービー4着ランカスターボンバーともう1頭の3頭出しです。

バリードイルが勝つのか、フランケル対エクセレブレーション対ドリームアヘッドの同世代親父対決、フランスからの刺客…、見どころは多いです。

英2000ギニーの前に行われるジョッキークラブS(G2、芝2400メートル)があります。ここは5頭が出走予定。距離的に秋の凱旋門賞やBCターフ、香港ヴァーズ、メルボルンCなど、日本馬が遠征するかもしれないレースのライバルになるかもしれない馬たちをチェックしておきたい。

オブライエン厩舎のセブンスヘブン(昨年のBC週にて)

人気になっているのはアイルランドのセブンスヘヴン(牝4、A・オブライエン、父ガリレオ)。昨年の愛オークス、ヨークシャーオークス覇者で今年初戦のドバイシーマクラシックでは2着でした。今回の鞍上はライアン・ムーアです。

それから、昨年の香港ヴァーズ3着で母プライドのフランス調教馬ワンフットインヘヴン(牡5、A・ロワイエデュプレ、父ファストネットロック)。今年初戦、シャンティイのG2は7着に敗れています。この実績馬2頭に対し、今年に入って、ハンデキャップ戦を連勝中のガラピアット(牡4、M・ジョンストン、父ガリレオ)が挑みます。

英国のクラシック初戦から数時間後、アメリカでは米3冠初戦のケンタッキーダービー(G1、ダート2000メートル、チャーチルダウンズ)です。

簡単にまとめると、前哨戦はこんな感じ(http://guw.nikkansports.com/?p=3414&type=free)。

昨年のBCジュベナイルのゴール前。内のクラシックエンパイアが勝利

レース映像を見ていて、やっぱり目立つのは、フロリダダービーを勝ったオールウェイズドリーミング(牡3、T・プレッチャー、父ボードマイスター)。それからUAEダービーでエピカリスを破ったサンダースノー(牡3、S・ビンスルール、父ヘルメット)の一発がないか。2歳王者クラシックエンパイア(牡3、M・キャシー、父パイオニアオブザナイル)も楽しみだし、20頭立てで多士済々。

エピカリスが3冠最終戦のベルモントSを狙いに行くということなので、このケンタッキーダービーは絶対に目が離せません。奥野さんの超攻撃的予想http://p.nikkansports.com/goku-uma/guide/world/column_article.zpl?topic_id=10072)をしっかり読んで、自分なりに予想もしておきたいなあ。

当てたいです!(写真は海外の競馬場で撮らせてもらったお姉さん)

英2000ギニー◎バーニーロイ、ケンタッキーダービー◎オールウェイズドリーミング!

【木南 友輔】

[2017年4月23日22時20分更新]

第490回「フランスの無敗牝馬ラクレソニエール引退!英のグリーナムSは注目のフランケル産駒が敗北」

23日、レーシングポスト電子版ラクレソニール(牝4、J・ルジェ、父ルアーブル)の引退を伝えています。昨年の凱旋門賞週、フランスで取材していて、地元のホースマンたちはみな「ラクレソニールが出ないなら、どの馬にもチャンスがある」と口をそろえていました。無敗のまま、引退。残念です

ラクレソニエールを管理するJ・ルジェ師(昨年の凱旋門賞週にて)

22日、英国のニューベリー競馬場ではグリーナムS(G3、芝1400メートル)が行われました。怪物フランケルが現役時代、英2000ギニーへのステップにしたレース。今年はその初年度産駒、ゴドルフィンのドリームキャッスルという馬に注目が集まったのですが、勝ったのは、同じゴドルフィンのバーニーロイという馬。

面白いのが、この馬の父がエクセレブレーションだということ。フランケルが勝ったグリーナムS2着など、フランケルに負け続けた同世代の名マイラーでした。その産駒がリベンジ。すごい因縁です。

【木南 友輔】

[2017年4月21日22時26分更新]

第489回「大種牡馬ケープクロス死亡!無敗のフランケル産駒エミネントが英2000ギニー有力候補に」

ケープクロス(牡、父グリーンデザート)の死亡を21日、ダーレーが発表しました。23歳でした。

シーザスターズ!(写真は13年9月、ギルタウンスタッドにて)

英ダービーと凱旋門賞を制したシーザスターズゴールデンホーンを出し、名牝ウィジャボード(英ダービー馬オーストラリアの母)を出し、日本でも母の父としてロジユニヴァースを送っています。後継種牡馬ベーカバドが日本で種牡馬として活躍しています。

父はグリーンデザート、その父はダンチヒという快速血統。現役時代はマイラーとして活躍し、日本のタイキシャトルが勝った98年ジャックルマロワ賞では3着。現役時以上に種牡馬として、歴史に名を残しました。

英国ではギニー(日本の桜花賞、皐月賞にあたる)に向け、活発に前哨戦が行われています。

20日は同じニューマーケット競馬場のローリーマイルコース、直線芝1600メートルのクレイヴンS(G3)が行われ、ここをフランケル産駒エミネントが制しています。昨秋に続き、デビュー2連勝で重賞初制覇。レーシングポストトロフィーの勝ち馬リベトを下す、価値ある内容でした。

土曜(22日)にはフランケル自身が英2000ギニーのステップにしたグリーナムS(G3、芝1400メートル、ニューベリー)が行われます。ここにも1戦1勝のフランケル産駒ドリームキャッスルが登場。ゴドルフィンの送り出すフランケル産駒。その走りに注目です。

エリザベス女王(12年英チャンピオンズデーのアスコット競馬場にて)

今日21日はエリザベス女王の誕生日。91歳。地下鉄の車両内のモニターで流れたニュースを見た、自分の前にいたご婦人方は「すごいねー、91歳だって」と感嘆の声。競馬がエリザベス女王の若さの秘訣であることは間違いないでしょう。

明日は東京競馬場で取材。ぜひ、日刊スポーツを手に競馬を楽しんでください!どうぞよろしくお願いします!

【木南 友輔】

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